憧れの清流「四万十川」に親しむ暮らし

初めまして、8月に四万十町に赴任した岸豊と申します。 私は、長らく業界紙の記者をしながら、地域活性化をテーマにした取材も手掛ける中で、自らが現地に飛び込み、地域活性化の実践をしてみたいと思い、協力隊員になりました。 協力隊の候補地として迷わずに選んだのが、四万十川が流れる当地域でした。小学生の時にテレビで観た四万十川の川漁師の暮らしへの憧れがきっかけです。 8月に赴任してからは、早速、四万十川に親しみ、筒を仕掛けて待ち伏せするウナギのコロバシ漁、上海ガニのような珍味とされるツガニ(モクズガニ)漁、浅瀬のいるアユを見つけて網を放つ投網漁を始め、9月からはすっかりアユの友釣りの虜になってしまいました。 写真は、四万十川中流域の半家地域で釣った28㎝のアユです。四万十川は、アユの餌となる藻が豊富なことから、大アユがいることと、他の河川に棲むアユに比べて引きが強いことで、9月、10月の友釣り終盤期には、太公望たちで賑わいます。 四万十川は、全長196㎞に及ぶ四国最長の河川ですが、四万十町は、その中流域に位置する友釣りのベストポジションの場所であり、この上なく良い場所に赴任させていただけたものと実感する今日この頃です。 今は、禁漁期を迎え、来年の解禁日である6月1日が今から待ち遠しい状況です。ちなみに、釣りバカ日誌の浜ちゃんのモデルの方も、数年前から高知市内に移住されているとのことです。   四万十町が初の転入増加に 次の話題は、町の移住政策の取り組みの成果についてです。 四万十町には現在、23人の協力隊員がいますが、町はかねてから移住政策に取り組んできた結果、平成28年には、転出478人に対し転入480人と、合併以来はじめて転入超過となりました=グラフ 30歳から59歳までの年齢層が61人に増加し、10代、20代の若年層の転出超過を上回ったとのことです。 町では、年間20組40人の移住を目標に掲げて、移住フェアへの参加、移住・定住用住宅の整備、家賃補助制度の新設などに取り組んだ結果、平成27年度に26組45人、平成28年度に46組73人が移住しました。 四万十町は、しょうが、みょうが、園芸などの農業が基幹産業で、新規就農支援に積極的に取り組んだ結果、平成27年度に21人、平成28年度に58人が就農しており、県の就農支援施設の存在も手伝って、新規就農の人気の高いエリアとなっています。 またの執筆=タイピングの機会を楽しみにいただければと思います。                                                                              
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