こんにちは。十和担当の浦島です。
ご存知の方は、「知っているわ!」ということですが、
「四万十」はアイヌ語から来ているという説があることを
ご存知でしょうか?
アイヌ語の「シ・マムタ」という言葉を語源にしていると
いうのですが、意味としては「シ:はなはだ」「マムタ:美しい」と
ということでアイヌ語では「はなはだ美しい」という意味になるようです。
四万十町に来て美しい景色を見る度に、アイヌの人たちも
こういう風景を見てそう思ったんだろうなと納得できます。
こういう風景を未来にも残していきたいです。
ロマンぶち壊すようで申し訳ないですが、渡島アイヌ語に「シ・マムタ=はなはだ・美しい」と言う言葉は有りません(『北海道の地名』1984 北海道新聞社)。イメージに合うアイヌ語なら『シ・ペツ』(大きな・川)となりますが、北海道の士別市と同じになってしまいます。そもそもシ・マムタ説は寺田寅彦氏が随筆で書いた物が、幡多の人に強烈な印象を残した物で、言語学的な裏付けは成されていません。やはり他説の方に説得力があります。
(続き)但し1897年刊行の『土佐異聞録』では『シマ』はアイヌ語で石多き処としており、現に北海道島歌町の由来は『シュマ・オタ』(石・沙)『シモウタ』です。イメージ先行ではなく、胸を張って出典を示すべきじゃないかと思ってます。by 元道産子・現四万十市民より。
丁寧なコメント、ありがとうございます。勉強になりました。聞きかじった内容を掲載し、北海道民⁽アイヌ民族?)に誤解を生じる記事になり、申し訳ありません。ただ、『四万十と北海道が繋がっていたらいいなー』という移住民のロマンで書いてしまいました。今後はおっしゃるとおり学術的に出典も確認し正確性をもって記載したいと思います。by 元京都市民・現四万十町民移住者