こんにちは 窪川市街地活性化担当の岸豊です。
今回は、私がライフワークで最も重視している鮎の友釣りと投げ網についてです。
初めに友釣りですが、昨年は、投げ網にハマったのと天候不順もあったので、友釣りの回数が少なくほとんど上達しませんでした。高知県では、友釣りのことを友がけと言います。おとり鮎で野鮎をスレ針で引っ掛ける釣りなので、「友がけ」と言うのでしょう。
高知県には鮎がとれる良質な川が多いのですが、わが四万十川の上流域も5月15日に県内2河川とともに友釣りが解禁されました。四万十川上流域には、鮎が沢山放流されていますが、梅雨明け前の鮎は追い気が悪く、釣果は芳しくなく、中には坊主=釣果ゼロの日もありました。
6月1日には、中流から河口域まで友釣りが解禁されたのですが、今年は天然遡上の鮎が極端に少なく釣りになりません。四万十川の友釣りの聖地である三島にも行きましたがさっぱりでした(涙)
そこで今年は、先輩鮎師の勧めもあり、四万十川支流の梼原川や北川川、四万十川の由来にもなったと言われる四万川川のほか、仁淀川支流の土井川、安居川、上八川川にも通いました。7月上旬までの釣行回数は15回。1日の最高釣果は16匹でした。
6月15日の四万十川支流の解禁日前には、悪天候にも拘わらず、友釣り倶楽部の四国ちろりん会の先輩方と初めて友釣りの前夜祭を行いました。ちなみに、同会には、全国トーナメントチャンピオンの有岡忠祐さんも所属されています。
前夜祭=飲み会では、全国大会にも参加経験のある先輩が、鮎釣りは、場所選び=川見(かわみ)が重要で、「良い川かどうかは、石の色より、艶(つや)を見なさい」と教えていただきました。奥深い言葉です。
今年はとにかく経験を重ねることで、自分の得意パターン、引き出しづくりを心がけなさいと先輩方にアドバイスされ、それを実践しています。友釣りはある意味、イノシシやシカのわな猟より難しいかな?と感じています。
次に投げ網ですが、今年は7月1日に四万十川の投げ網が解禁になりましたが、梅雨による増水のため、一度も網が投げられません。恐らく同じ流域の人たちは全員投げていないと思います。
ただ、それで助かっていることもあります。それは、昨年、複数所有している投げ網がいずれも過去2シーズンの間にボロボロになってしまったのですが、それを張り替える猶予時間に恵まれたことです。
ほとんどの川漁師は、漁網屋さんに直してもらうのが通常ですが、私は網漁の師匠=吉良文雄さんの指導で、自分で張り替え作業を行っています。網は繊細複雑なので、自力で直すのは面倒ですが、何とか自力でやり遂げようとしています。
四万十川中流域における投げ網は、和歌山発祥の小鷹網という網と猟法で行いますが、正直片手投げはマスターできていないので、昨年までは、両手投げで捕獲していました。初年度は1回の投げ網で2〜3匹しか獲れませんでしたが、昨年の最終盤には両型が1度に18匹もかかったことがありました。
今年は師匠のように、シーズン中に片手投げを何とかマスターするのが目標です。