大正を駆ける

こんにちは。大正東部地区担当の小野です。 四万十町、冬のイベントの代表格は「駅伝」です。 ”日本マラソンの父”と言われた金栗四三も参加した、京都から上野までの東海道約500㎞をタスキをつないで走ったことから始まったというこのスポーツは、今や日本の国民的スポーツと言っても過言ではないでしょう。 ここ四万十町でも毎年のように駅伝が各地区で行われており、その歴史は古いものがあります。同じ四万十町の十和地区では、今年で51回目の開催となりました。 大正地区も十和程ではありませんが、それでも今年で35回目の駅伝大会となります。 駅伝大会当日は雪。それも、時折強い風の吹く選手、スタッフにとっては最悪のコンディションの中行われました。朝9時。大正地域振興局に集まったチームは全部で26チーム。カテゴリーは小学生の部、一般男子の部などに分かれていますが、走る距離はみんな平等の12.5㎞。その距離を6区間に分けて走ります。一人当たり大体2㎞。なかなかの距離です。 「2㎞を走る」。普段走り慣れている人ならなんということはない距離ではありますが、そうでない人にはとてもつらい距離。そこで、この駅伝で設けられているのが「オープン参加枠」。「順位はつかないけど、一つの区を何人かに分けて走っていいよ」という有り難い処置です。そういったハードルの低い駅伝大会だからこそみんな参加してくれるんです。 私は、膝を痛めていて走ることはできなかったので、スタッフとして参加しました。 寒い中走り終えた選手に待っているのは、地元のお母さんたちが作ってくれた、豚汁とおにぎりとぜんざい。みんな、冷えた身体を温めていました。   この駅伝はオープン参加枠によって誰もが参加しやすいイベントになっています。このようなみんなが主役になれるイベント。 こういったイベントは残していきたいと思いました。 駅伝の後は、打ち上げがまっているそうで、それを楽しみに走っている人もいました。    

この記事を書いた隊員

小野雄介大正東部地区の地域振興
大分県出身。大学は愛知県。1年間の京都生活後、福岡県で就職。北九州市に4年。福岡市に8年間暮らした後、四万十町へ。趣味は読書、陶芸、体を動かすこと。因みに龍馬検定初級。
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