魅力発信業務の橋本です。
私の地域おこし協力隊の任期も
残り7か月となりました。
1年目よりも2年目、2年目よりも3年目と残りの任期が少なくなるにつれて、1日1日が過ぎるスピードが加速度的に増していき、不安と焦りの中で、任期後、四万十町で母親が営む喫茶店を事業承継するための準備をおこなっている毎日です。
そんな日々の中で先日、地域おこし協力隊の
新たな魅力に気づき、癒された出来事がありました。
今回は地域おこし協力隊に興味がある方に、私が感じた四万十町の地域おこし協力隊の魅力のひとつをお伝えします。(個人的な見解ですが・・・)
四万十町の地域おこし協力隊
現在、四万十町では
18名の協力隊がそれぞれの地域で活動しています。18名という活動数は全国的にも多い部類に入ります。さらに四万十町は面積が広く、活動地域が窪川、大正、十和と3つにわかれています。
四万十町の協力隊活動は隊員それぞれに個々のミッションがあり、
単独での活動がメインになります。ときには、ミッションの枠を超え複数の隊員で活動することもありますが、
基本的にはひとりで活動します。さらに、この1年半ぐらいはコロナ禍のため会食など制限され、協力隊が大人数で集まることは本当に稀です。そのため協力隊全員が顔を合わせるとなると
年間に数回しかありません。
その数回の内の一つが、私が撮影する協力隊集合写真です。
撮影の設定中カメラのファインダー越しに、久しぶりに集まって会話がはずみ、笑顔がこぼれている隊員たちを見ていると、なぜか
ノスタルジックな感情がわいてきて心が癒されました。
協力隊と懐かしい記憶
私がなぜノスタルジーを覚えたかというと、もう20年以上前の昔に終えた、
学生生活を思い起こしたからです。
協力隊の活動は各自治体により、任期が決められています。四万十町では
3年です。3年終えると卒業で、新年度には新たな隊員が着任します。ときには年度途中に着任する場合や、任期中にいろいろな事情により協力隊を辞めて四万十町を離れる場合もあります。
卒業があり先輩、後輩がいる、同期の隊員は同級生。なんとなく学生生活に似ている気がします。
学生生活を終え、社会人として働き始めると、このように明確に期限や同僚を決められて活動する環境は、あまりないんじゃないでしょうか。私自身は長くファッション業界で働いてきましたが、人の入れ替わりが激しく、働く場所もいろいろ変わり、協力隊のような環境は経験したことがありませんでした。
協力隊の活動は利益が最優先されるビジネスシーンとは違い、学生の部活動や学園祭に似ている側面もあると思います。もちろん、学生気分の軽いノリでやっているわけではなく、業務に責任を持ち活動していますが、決められた時間と環境の中で、先輩、後輩、同期と、それぞれの卒業後のために活動する。
やはり、学生生活に似ています。
協力隊任期が残り少なくなり、日々の業務に追われ少し疲弊していた私にとって、このノスタルジーは精神面を
ポジティブにしてくれました。
協力隊のメリット
地域おこし協力隊として移住する場合、通常の移住と違う
メリットや魅力があり検索すればいろいろ出てきます。自分のスキルを活かした活動ができたり、一定の収入が確保できたり、住居が用意されていたり、地域に受け入れてもらいやすかったり・・・
それに加えて、出身、年齢、経歴などが全く違う人たちと、同じ町で、同じ目的に向かって3年間活動する環境も大きな魅力のひとつではないでしょうか。
特に私の活動している四万十町の協力隊員は個性豊かで素敵な隊員ばかりです。(他の地域を知らないのであくまでも個人的な見解です)
今、四万十町に魅力的な隊員が集まっているのは、四万十町がもつポテンシャルはもちろんですが、協力隊OB、OGのこれまでの活動や、四万十町役場の受け入れ態勢が整っていることも少なからず影響していると思います。
私も残り少なくなってきた任期で協力隊業務はもちろんですが、今後も魅力ある隊員が四万十町に集まる環境をつくっていければと思います。
地域おこし協力隊に興味のある方、個性豊かで魅力ある協力隊と3年間活動できる四万十町はいかがですか?
https://www.town.shimanto.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=8031
この記事を書いた隊員
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橋本貴洋
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高校卒業後、大阪市で専門学校を経てアパレル販売会社に勤務し、その後独立。移住セミナーに参加した際に地域おこし協力隊制度を知り、地元の魅力を伝える業務に関心を持ち、応募を決意。四万十町での18年、大阪市での22年の生活からの地元の目線、外からの目線を合わせて地域活性化に取り組めるよう、まずは自分の知らない四万十町を知るべく活動中。