四万十川の風物詩「火振り漁」  四万十川の風物詩「火振り漁」
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四万十川の風物詩「火振り漁」

高知に来て初めて迎える夏。

こちらに来た当初はまだ寒さの残る3月末でしたが、気づいたら桜が満開の春を終え、日差しが照りつける夏も落ち着き、最近は少し涼しさも感じられるようになってきました。

約5ヵ月間、四万十町での生活を通して多くの新しい体験をすることができました。

そこで今回は、この夏何度か体験させていただいた「火振り漁」についてご紹介したいと思います。

 

火振り漁とは

みなさん、火振り漁(ひぶりりょう)はご存じですか?

四万十川流域では古くから伝わる伝統的な漁として知られているそうですが、私は全く知りませんでした。

漢字の通り火を振って行う漁なのですが、これは鮎の行動が緩慢になる夜に、松明や電球の光で驚く鮎を、張った網に誘い込む漁のことを言います。

一度に大量にとれるため、生態系を維持するためにも免許を持つ一部の漁業者のみとされ、漁区も限られているそうです。

私の担当する集落、野地と家地川でも毎年夏から秋にかけて地元の方々で火振り漁を行っているため、私も実際に体験させていただきました!

 

いざ、火振り漁体験!

まだ空の明るい夕方に集合し、漁の準備を始めていきます。

 

仕掛け用の網を舟に載せ、準備が整ったらいよいよ出発!

竹竿で舟を操作する人と、川幅いっぱいに網を仕掛けていく人の二人体制で行います。

仕掛けの網を設置した後、水面を明かりで照らしながら網の回収を行います。

最近では昔ながらの松明よりも、扱いが容易な電球を用いることが多いようです。

回収した網は竹で組まれた干し竿に広げ、素早く鮎を外していきます。

この日は大漁だったので、外しても外してもなかなか作業が終わりませんでした。

私も頑張って網から鮎を外す作業を手伝っていたのですが、素人には難しく…

気づいたら鮎を食べる側に回っていました(笑)

やっぱり、とれたての鮎をこうやって塩焼きにするのが一番美味しいですね!

 

実家に鮎を送ったら…

火振り漁でとれた鮎を地元の方からたくさん分けて頂いたので、東京の実家へ送ることに!

現在は新型コロナウイルスの影響で高知に遊びに来てもらうことも、実家に帰省することも難しいため、たまにお互いの土地の物を送り合って楽しんでいるのですが、今回の鮎には家族もびっくり!

味はもちろん、その大きさにも驚いたようで、「こんな大きい鮎初めて見た!」「美味しかったよ~!」と喜んでいました。

しかし、やっぱりいつかは高知に遊びに来てもらい、串に刺して炭火で焼いた鮎の塩焼きを食べてもらいたいです!

みなさんも、高知へ遊びに来られる際にはぜひ、カツオだけでなく鮎も食べてくださいね。

この記事を書いた隊員

中下美和
中下美和
大学を卒業後、2020年4月に新卒で協力隊に着任。
現在は四万十町の野地・家地川地区の地域づくりというミッションを担い、コロナ禍にありつつも日々奮闘中。
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  1. アバター 匿名 より:

    日没前に網を入れることは制限されています。。。写真だけでも削除したほうが。。。

    •       より:

      コメントいただきありがとうございます。
      網入れは日没後に行っていたのですが、カメラの設定で明るく撮れています。
      ご指摘のように誤解を招いてはいけませんので、写真を削除します。
      ありがとうございました。