こんにちは。十和担当の浦島です。
またまた、「知っているわ!」というお声を頂戴することに
なるかもしれませんが『伊勢神宮が世界遺産になれない』理由を
ご存知でしょうか?
世界遺産とは、世界遺産条約で「顕著な普遍的価値」を
有すると認められた文化財や自然環境のことです。
この「顕著な普遍的価値」を有すということが『伊勢神宮が
世界遺産にはなれない』理由です。伊勢神宮は原則20年に一度
式年遷宮を行い、お宮などを造り替えます。造り替えることによって
「顕著な普遍的価値」を有さないということになり、世界遺産には
なれないのです。
でも、本当に「顕著な普遍的価値」を有さないのでしょうか?
それは、西洋的価値観によるものではないでしょうか?
伊勢神宮は式年遷宮を行うことによって宮大工の建築技術継承を
行ったり、当時の日本人が持っていた循環型社会の在り様を
今に伝えてくれているのではないでしょうか?建物などは
変わるけれど古来からの日本人の在り様を今に伝える
「顕著な普遍的価値」を有しているのではないでしょうか?
(たぶん、欧米人には理解が難しいのだとは思いますが。。。)
と長々と書きましたが、標題の『BMW』となんの関係があんねん!!
というお声が届きそうなのですが、この『BMW』はドイツの高級車ではなく、
畜産ででた糞尿を「Bacteria(バクテリア)」「Mineral(ミネラル)」
「Water(水)」を利用して自然浄化させ、生物活性水を作る技術です。
家畜の糞尿から作った生物活性水を飼料となる植物に与えたり、
直接飲み水として家畜に与えることによって
また家畜が早くおいしく育つそうです。
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このBMW技術から家畜の糞尿を自然の力(バクテリア・ミネラル・水)を使って
人間が浄化のお手伝いをして、また家畜に与えてその恩恵を人間にも分けてもらうという
古来 日本にあった循環型社会の縮図を勉強させて頂くことができました。
戦後、高度経済成長を成し遂げる為に西洋的大衆消費社会を作り、
人間までも消耗品としている現代ですが、ここらで古来 日本にあった
人間も自然の一部と考え、自然のサイクルの中で生活をする循環型社会を
取り戻すべきではないかと考えます。