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趣味の狩猟を観光にも生かす取り組み

皆さんこんにちは。窪川地区担当の岸豊です。四万十川への憧れで四万十町に赴任して1年6カ月、任期も残り半分となりました。さて、今回は、狩猟とそれを生かした観光について取り上げたいと思います。

 

私が行っている狩猟はくくりわなで、主に猪と鹿の捕獲を目的としたものです。今期の高知県内の狩猟期間は11月15日から3月31日までで、例年に比べ2週間延長されています。

 

私の狩猟成果ですが、年明けに猪2頭と鹿5頭をゲットしました。一昨年末に狩猟を始めてから、これまでに猪8頭、鹿10頭強。このほか、狸3匹、穴熊1匹が、わなに掛かりました。資格取得しても、一つも捕獲できずに猟を止めてしまう人が大勢いるそうなので、私は優等生?の部類に入るのかも知れません。

猪の捕獲が芳しくないものの、ここに来て、狩猟については、ある程度のスキルが身についてきたなと実感しています。「この獣(けもの)道なら、恐らく鹿は獲れる!」と思ったところでは、かなりの高確率で鹿が仕留められるようになったからです。最近は、同じ獣道でまた鹿が獲れると思っても、4月以降の駆除期まで自粛しています。

 

専門的な話ですが、従来は、鹿や猪の足跡や猪が地面をほじくり返した痕跡、猪が泥浴びをするヌタ場、あるいは糞といったフィールドサインを見つけ、付近の獣道に気負って罠を仕掛けていたのですが、最近は、フィールドサインに加えて、良質な獣道=獣にとっての基幹的生活道路がどれなのか−を見極めて仕掛けるようになりました。

 

このように猟の仕方が変化した背景には、それなりの場数を伴う自身の成功・失敗経験はもとより、師匠のわな猟にあらためて同行する中で、師匠の行動と自分の違いを認識して、罠の仕掛け方を工夫したことが大きかったように思います。

 

とは言うものの、わな猟も取り組むほどに奥が深く、鹿に比べ猪の方が難しいと感じています。猪は犬の40倍とされるほど鼻の利きがいいからです。自分が設置したある罠では、両手で急ブレーキを踏むように罠をよけているケースもありましたし、ユーチューブの動画では、罠付近で驚いてとっさに飛び上がる猪の映像も観たこともあります。地面の中のトリィフを探すのが、豚=猪の家畜化であることもある意味納得してしまいます。

 

そんな狩猟生活に親しむ一方、地域振興のために、ジビエと観光を絡めた、ちょっとした取り組みにも参画しています。インターネットで、「じゃらん遊び体験民宿かわせみ」と検索してみて下さい(トップ写真)。すると、「四万十の恵みを丸ごといただく、ジビエ料理とわな猟体験」という告知が出てきます。

 

これは、元々、わな猟の資格を取得したものの、実際に獣が獲れるようになるには独学ではハードルが高いため、狩猟塾を開いてみてはどうかと、師匠である民宿かわせみの吉良文雄さんに提案したのがきかっけです。それを県の観光政策をコンサルしているリクルートさん、協力隊OBでゲストハウスの開業を準備している石井創(いしい・はじめ)さんと協働して商品化したものです。

 

本ツアーは、ポスト維新博の後継事業として、自然体験観光に注力する県が、地元の観光事業者や旅行会社と連携して、旅行商品の造成やブラッシュアップを図る一環で生まれたものです。1月12日には、実証実験的にモニターツアーも実施しました。

ツアーは、朝9時に集合してもらい、わな猟の現場を体験した後、ジビエ料理を味わってもらい、運良く獣が獲れていたら、解体まで体験してもらうという内容です。モニターツアーでは、鹿の止め刺しも見学してもらい、猪のすきやきをはじめ、鹿のたたき、鮎の塩焼きなども味わっていただきました。

囲炉裏を囲みながら、ジビエ料理や四万十の幸を堪能いただける食事付き。ツアーは、最大携行人数5人で1組4万5000円。若干お高めな感はありますが、5人1組であれば1人当たり9000円。わな猟免許は取ったけど、どこからどう猟を始めたら良いか分からない人であれば、2人以上で参加いただければ、十分に元手が回収できるだけの魅力が詰まっています。

 

四万十町では、こんなこと観光体験ツアーもあることを、皆さんにもSNS等で拡散いただけると嬉しいです。

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