こんにちは!
大正奥四万十地域担当の西村です(^^)
先日、高知大生の授業の一環として大正中津川にて古いふすまの下貼り保存調査を実施しました!
どうやら古いふすまの下貼りに使用されている紙には古い文書が使用されており、その地域の歴史を知る手掛かりにもなる貴重な資料のようです…
今回授業で使用されたのは、大正中津川在住の方のお宅から発見された昔のふすまです。
高知県立高知城歴史博物館の専門家の方からご説明頂きながら、ふすま下貼り保存の授業が始まりました!
ふすまは何枚かの紙が貼り合わさって1枚の層となっており、それらが何層にも重なって作られています。
まずは各層の紙の配置を写真やスケッチで記録し、その後1枚1枚丁寧に剥がしていきます。
紙を剥がす作業は竹べらを使用して行っていきます。高知大の学生さんや、ふすまの持ち主のお母さんも剥がす作業を体験しました(*´`)
剥がせば剥がすほど漢字が幾つも綴られた文書が顔を覗かせます。
その後も同様の作業を繰り返していくと…
綺麗に全ての紙を剥がし終え、ふすまの骨組みだけとなりました!
剥がした紙はどの位置にあったものか分かるように付箋を貼りながら、最後は大きめのジップロックに保管します(^^)
こちらがふすまの下貼りから出てきた古い文書の一部です。
専門家の方のお話しによると、ご先祖の奉公人について記載されているようです…
また、出てきた文書で最も古いものは明治時代まで遡るそうです。
大学生にとっては集落の歴史に触れる貴重な体験になったのではないかと思います!
そして集落の人たちや私にとっても、改めて昔の大正中津川を振り返る良い機会となりました(*´`)
この記事を書いた隊員
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西村咲希
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高知県で大学4年間を過ごし、その後、大阪・東京で5年間企業に勤務。そんな中、改めて自身の将来を考え、大好きな高知に戻ることを決意。自分が高知でできることを探すため、以前より興味を持っていた地域おこし協力隊を目指し、四万十町の協力隊員に応募。地域のために何ができるか考えながら活動中。