今できる事は何か

より感染力が強いデルタ株やラムダ株、さらにはミュー株なるものまでも…調べたら更にあるらしくキリがない。新型コロナウイルスとの闘いはいつまで続くのか。

緊急事態宣言が全国各地で発令され、高知県にもまん延防止等重点措置が出ており、また様々な予定の変更中止延期を余儀なくされています。

ワクチン接種が進んでいるとは言いつつも、絶対かからない訳ではなく、また重症化しない訳でも無いという事で感染拡大防止に努めるしかありません。

と、ここでコロナ以前はどんな感じだったか?と忘れそうになっていたので志和地域の様子を思い出してみました。

志和の宅老、千鳥会ではみんなで体操やゲームを。これがまた盛り上がる事。

敬老会ではみんなで長寿を祝って乾杯!ヘロヘロになった記憶が…途中から記憶が無いような。

夏祭りでは、盆踊りや地域のミュージシャンによるライブや花火までも!

一年の中で志和が最も賑わう日「ふるさと祭り」。伊勢海老や米豚を浜で焼いて食べる最高なお祭り。

と、まだ他にもたくさんあるのですが、面白いイベントが毎月の様にありました。

これは私が地域おこし協力隊になって1年目の記憶なので2年前。

ですが1年目の終盤から新型コロナの影響が出始め、今あげたイベントは中止もしくは規模を縮小して行わざるを得ない状況がずっと続いています。

一般的には高齢化率50%以上かつ社会的共同生活の維持が困難な地域を限界集落と呼ぶらしいのですが、全国になんと2万ヶ所以上あるとされており、さらにその内の1割はいずれ消滅の可能性があると示唆されています。

志和地域は高齢化率50%を超えていますが社会的共同生活は現住民の頑張りによって保たれています。ですがこうしたイベントが中止になると、貴重な賑わいが減ってしまい本当に寂しく思います。

活動する地域が比較的人口の多い所から、超限界集落と呼ばれる住民が数名程度の場所で頑張っている方もいると思いますが、地域おこし協力隊としてコロナ禍の今何ができるのか?

全国の地域おこし協力隊として活動されている方々は同様の悩みを抱えていると思います。

地域外から人を呼ぶ前に、地域内を元気にする。そこで暮らしている人達が自然と笑顔になる、魅力ある地域にする。

限界集落になりつつある志和の存続に向けて人材の確保を。

これが私のテーマだと考え活動していきます。

 

この記事を書いた隊員

竹内恒陽
竹内恒陽
愛知県の高校を卒業後、製鉄会社に9年間勤務。縁あって訪れた四万十町の大自然に感銘を受け、豊かな自然に寄り添った暮らしと子育てを実現すべく家族で移住を決意。それと同時に地域のために働きながら、定住のための基盤を作りたいという思いから地域おこし協力隊に応募。地元の方々から信頼される協力隊を目指す。
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