皆さんこんにちは!
今日は、海を想う熱い男たちを紹介したいと思います!
志和地域では、5月から志和漁協青年部(主に漁師)を中心メンバーとして稚エビ(伊勢エビの赤ちゃん)の漁礁設置事業が始まっています。
メンバーの皆さんと
この事業を簡単に説明すると、海上にロープを張り、そこから枝葉の付いた木(スギ等)を海中に吊り下げる事により稚エビが育ちやすい環境を整えていこう、という事になります。
ロープを張って、木を海中に吊り下げる。
なんか聞いているだけだと簡単そうに聞こえませんか?
でも、実際は全然違います。
まず、ロープには沈まない様にブイが等間隔に付いており、両端には潮に流されない様に大量の砂袋の重りを付けるのですが、これらも全て手作業で行われます。
漁礁設置用のロープを積み込む
ロープを張る為の重り作りの1コマ
満潮を待ち、船に積み込む
潮の満ち引きを利用する漁師ならではですね
これだけの、砂袋を船に移すのだけでも大変なのに、揺れる船上から海に落とし入れていくのはかなりキツいです。
みんな軽々やっていくから本当にスゴい。。
しかも、海に落ちていく砂袋に足を取られたらそのまま引きずり込まれてしまうとても危険な作業。
みんなテキパキと作業していきますが、とても緊張感を持ちながらやっているのが伝わりました。
こうして、重りをつけられたロープは海上に綺麗に張られます。
この作業は複数回繰り返されてロープが何列も海上に並びます!!
綺麗に張られた漁礁設置用のロープ
こうして、潮に流されない様に張られたロープに稚エビの隠れ家となる枝葉が設置されていきます。
ここから漁礁が作られる
ロープに漁礁用の枝葉を吊り下げていく
これで終わりではなく、台風や大波がきたら、漁礁用の枝葉が流されてしまったりトラブルが起こる事も。
その都度、みんなで連携をとりながら手直ししていきます。
海の為に、全力を尽くす男たち。
カッコいいなー。
一緒に活動させてもらうと、豊かな海を残したいという熱い想いが良く伝わります。
海を見つめながら進む背中もカッコいい
こうして考えてみると、今まで自然環境の為に自分は少しでも何かやってきたか?と自問自答してみると恥ずかしいかな、何も答えられません…。
皆さんを見習いたいと思います。。
と、稚エビの漁礁設置事業は主にこんな事をやっていますという簡単な紹介でした!
また、6月頃からは藻場を守る会での活動も始まる為、そちらも経過報告をさせていただきたいと思います!
オマケ
志和漁港に住み着くネコ とても穏やか
会えたらラッキー 探してみてネ!
それではまた!!
この記事を書いた隊員
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竹内恒陽
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愛知県の高校を卒業後、製鉄会社に9年間勤務。縁あって訪れた四万十町の大自然に感銘を受け、豊かな自然に寄り添った暮らしと子育てを実現すべく家族で移住を決意。それと同時に地域のために働きながら、定住のための基盤を作りたいという思いから地域おこし協力隊に応募。地元の方々から信頼される協力隊を目指す。