こんにちは、松葉川担当の松葉川健一です。
令和2年2月22日(土)に行われた
四万十ビジネスプランコンテスト2019で大賞をいただきました。
これまでの約2年の
松葉川地区での活動から大きなヒントを得たプランにて大賞ということで、
温かく受け入れていただいて、一緒に活動をしていただいている松葉川地域のみなさま、
とてもフレキシブルな活動を許していただいている四万十町役場の担当者さま、
移住定住や若者の活躍に力を入れてくださっている四万十町長をはじめ、
四万十町で関わっていただいた皆様のおかげだと思っております。
四万十ビジネスプランコンテストは、終始応募者に寄り添うようなビジネスプランコンテストで、
応募することで様々な気付きや学びがたくさんあったので、
今回はこの
四万十ビジネスプランコンテストの経験をお伝えしたいと思います。
応募は9月、(ブラッシュアップ会多数)最終審査は2月
四万十ビジネスプランコンテストは、ビジネスプランコンテストの中では少し変わっていて、応募から最終発表までに、審査のほかに
ブラッシュアップ会が多数あります。
一人(もしくは一団体)で考えたプランをそのまま発表してもらってそれをそのまま評価するのではなく、ビジネスプランコンテストの運営側で
ビジネスプランに関する専門家を招聘し、
応募者に対して
講義とワークショップを行い、その中で出された課題も評価対象にした二次試験を行い、そのうえで最終審査会が開かれました。
良質な大学の授業のようなワークショップ
ワークショップは応募者それぞれのビジネスプランに関わることを、応募者同士でシェアしながら解きほぐすようなワークで、
他の応募者のプランや考え方、プランにつながる思想などに触れることで、自分自身のプランを何度も考え直します。
「中山間地域で新たな仕事を起こすためには、自分のこれまでの人生に紐づいた強力なモチベーションが不可欠」
ということで、自分がなぜこのプランを思いつき、やりたいと思ったのか?
ビジネスのセオリー的な考え方として重要な部分を最初に先生から講義してもらったうえで、
それぞれ
個別な部分は応募者同士のグループワークでブラッシュアップしていきます。
連携とテストとその後も
町内の起業という事については、同時期に四万十町商工会が手掛ける
「Shimanto Startup Salon」
という起業塾型のサロンが開催されていましたが、ビジコンのブラッシュアップ会の中でこれの紹介がなされ参加が促されました。
また、後期のブラッシュアップ会にて
「実際の起業前に商品をテスト的に販売したりモニターとして無料体験をすることで、お客さんの生の声を聞くべき」
という、内容が先生からシェアされたのですが、
それについて、運営団体から場所の提供がなされ
実際に応募者が体験イベントを開催したり
応募者に寄り添いながら、行動を促すような工夫がたくさんなされました。
さらに、最後のほうの課題として
「公開するかは別として、クラウドファンディングのページを作成する」
というものが出されました。
これまでの
ブラッシュアップも含めた自分のプランを一度見える形にしてみる、ということですね。
これをすることで自分のプランの説明がだいぶスマートになったのを覚えています。
ブラッシュアップ会に大きな価値あり
ブラッシュアップ会によって、最終審査会まで残った人、落ちてしまった人、途中で辞退した人
それぞれ結果は異なりましたが、
応募者の多くが地域でビジネスをするときの基礎知識や心構えを得ていたように思います。
今年度(2020年度)このビジネスプランコンテストが開催されるのか
また、同じような形をとるのかはわかりませんが、運営者が変わらなければ既定路線は変わらないと思います。
私の周りでも、応募しようかどうしようか?迷って結局応募を見送った方が何人かいましたが、
過度な負担はかけずに、自分のプランをブラッシュアップできるとてもいい機会をもらえるので、
応募しようか迷ったら、応募してみたほうが確実にいいと思います。
この記事を書いた隊員
-
吉田 健一
-
松葉川地域初の協力隊
大道芸人