ミョウガ、ナス、シシトウ、ニラ、ショウガなど収穫量日本一の作物も多い高知県。
中でも四万十町の窪川地域は、肥沃な耕地と濃霧の発生、夏場の多雨など、良質なショウガの栽培に適していることから、県内最大のショウガ産地となっています。
今回は、そんな四万十町でのショウガの収穫体験をご紹介したいと思います。
稲刈り終了~!しかし収穫はそれだけにとどまらず…
昼夜の寒暖差が大きいことから、仁井田米に代表される良質なお米の産地でもある四万十町では、秋は各地で稲刈りに追われます。
稲刈りが終わってホッと一息…と、休む間もなく始まるのがショウガの収穫。道沿いのショウガ畑ではこの時期、水色や黄色などの収穫用コンテナが積み上げられ、十数人がかりで作業に励む姿があちこちで見られます。
体力勝負!二日連続が限界…⁉
朝7時、普段よりも早起きをして自宅を出ると、そこは辺り一面真っ白の霧。
さすが、窪川地域が霧の町と言われているだけありますね。慎重に車を走らせて畑まで向かいます。
朝7時半、いよいよ収穫作業開始です!
最初に男性陣がショウガの掘り取り作業を行い畝に沿って並べていき、それらを今度は女性陣が根や土を落として茎切り作業を行います。
基本的にこの作業を繰り返して収穫が行われますが、これが想像以上に重労働。ハサミを持つ手、立ったりしゃがんだりする脚、かがめる腰などに負担がかかります。
また、二日連続で作業をした時には前日の筋肉痛も重なり、さらに大変です。
慣れない初心者にとって、何日も続けての収穫作業はかなりの重労働。
私は二日連続でヘトヘトでした。
休憩は至福の時間
作業時間は7時半から16時半。間にはお昼休憩の他、午前と午後にも1回ずつ休憩がありました。
コンテナを椅子代わりにし、飲み物やお菓子、みかんなどをつまみながらひと休み。
この時間が作業中の至福の時です♪
ショウガの収穫。醍醐味とは、
10月末頃から11月上旬にかけて行われるショウガの収穫。低温にあたると傷んでしまうため、霜が降りる前にすべて収穫し切らなければなりません。そのため、家族以外にもバイトとして作業されている方が多く、今回私がお邪魔したところでは同じ地区の方や友人、町外の方なども一緒に作業されていました。
みんなで同じ目的をもって体を動かしながら交流できるのは、醍醐味の一つですね。
作業を振り返って
私にとって初めてのショウガの収穫。
全身筋肉痛にもなりましたが、太陽の下で汗を流しながらみんなでワイワイ言いながら体を動かすのは、やっぱり楽しいですね!
来年はショウガの植え付けの時期からやってみたいです。
この記事を書いた隊員

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大学を卒業後、2020年4月に新卒で協力隊に着任。
現在は四万十町の野地・家地川地区の地域づくりというミッションを担い、コロナ禍にありつつも日々奮闘中。
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