鬼手仏心 茜屋流小鷹網

みなさんこんにちは、四万十川で投網を使って鮎を獲っている光景を見た時に驚いたことがあります。 普通の投網は投げると丸くパラシュートのように広がって、その網が描く円の中に居た魚は文字通り一網打尽になってしまうというのが一般的だと思います。四万十川でも下流の四万十市の川漁師さんはこの丸く広がる投網を使って漁をしているようです。 ishida014_01 それが四万十町十和で初めて目にしたのは細長い1枚の刺し網を投げる方式でした。 着水した時に網は「コ」の字というか「C」と「(」の間ぐらいの半円形になり魚の進路を塞ぎますが、反対側はガラ空きで魚は逃げ放題なので自分で水面をバシャバシャやって網の方に魚を追い込むのです。 ishida014_02 これは実際に目にするのは初めてだったけど、中学生の頃に漫画の「釣りキチ三平」で見た紀ノ川の伝統漁法「茜屋流小鷹網」だというのはすぐに思い出しました。これを知ってからもう一度読みたくなってネットで探して購入して確認したので間違いないです。 移住して3度目の夏にこの小鷹網を教わることになりました。 ishida014_03 最初は全く網が開かず、固まったままでボチャン!!と落ちるばかりでしたが練習二日目に偶々鮎の群れが近くに寄ってきて、そこに投げてみたら上手く網が広がって4匹の鮎が獲れたんですよ。 ishida014_04.jpg 少し小ぶりだったけれど自分で獲った鮎の味は格別でした。  

この記事を書いた隊員

石田朋久十和の活性化
2013年、偶々見つけた新聞広告がきっかけで大阪から高知に移住することになりました。
大阪に居た時から釣りが好きでしたが、やって来た四国は釣りのパラダイス!!
でも残念な事は、四万十川のすぐ近くに住んでいるのに自分は海釣りしかしないという事です。
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