今年も一斗俵沈下橋 間伐材こいのぼりがはじまります

こんにちは松葉川担当の松葉川健一です。 今回は松葉川地区に架かる四万十川全体で一番古い沈下橋、「一斗俵沈下橋」で毎年行われている 間伐材こいのぼり川渡し~ をご紹介いたします。 このイベントについては、去年もブログにてお伝えいたしますたが、 http://shimantocho-chiikiokoshi.jp/blog/activity/yoneokukoinobori/ 1年松葉川で活動させてもらった身として、もうちょっと深く、 準備段階まで入れてご紹介したいと思います。  

白塗り

間伐材こいのぼりは、米奥小学校の学校運営協議会の企画で行われています。 米奥小学校の学校運営協議会は児童の保護者だけでなく、米奥地域の有志によって作られている組織です。 毎年間伐材こいのぼりの制作は、前年度に塗ったこいのぼりの白塗りからはじまります。 白塗りについては、春休み期間に行われるので、 例年、指導を行っている門田先生(元米奥小学校校長)の呼びかけで集まる 教員OBの集まりが主体で現役教員と協議会で塗ってもらっていたようなのですが、 今年は、去年出来たよねっこ楽童(学童保育)に来ていたこどもたちが全面協力 「白だけとかつまらーん」なんて言いながらもテキパキと白塗りしていくこどもたち。 30本以上ある丸太が1時間程度で塗り終わりました。

色塗り作業

実際の色塗り作業こどもたちを主体に協議会のメンバーも手伝って行います。 こどもたちは3つの班に分かれて、それぞれに割り当てられた丸太を色塗りします。 (写真は2018年のものです) あらかじめこいのぼりの柄を決めておいてもらうなど 事前準備を含めた学校の全面協力体制のもと、色塗りが行われます。

設営

4月の中旬には、色塗り、乾燥が終わったこいのぼりの川への設営が行われます。 ここまでくると、地域のおとなたちの出番です。 丸太でできたこいのぼりを一匹ずつ四万十川へと浮かべていきます。 多くのこいのぼりは登録有形文化財である一斗俵沈下橋に流されますが、 こどもたちの分は小学校から降りていける河原へと流されます。   (写真はすべて2018年のものです)

忘れちゃいけない不織布こいのぼり

ここで忘れてはいけないのが、地域の宅老である「米奥なごみ会」によって作られる不織布こいのぼりです。 地域の先輩方が少しずつ少しずつ塗っていって、米奥小学校の近くにある源流大橋を いっぱいにする量のこいのぼりを完成させます。

男性も女性も、老いも若きも、地域内も地域外も・・

ここまでの作業の中で 主催の米奥学校運営協議会に加えて、 米奥小学校の教職員 米奥小学校のこどもたち 四万十町の教職員OBの集まり よねっこ楽童(学童保育)の先生 米奥なごみ会(宅老) と、老若男女、はては今は地域外にお住まいの人までも作業に参加しています。 たくさんの人の思いが、手作業によってつまった間伐材こいのぼり 4月20日に設営される予定ですので、ぜひお越しいただきご覧ください。  
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