はじめての田植えで気づいたこと

こんにちは!四万十町の魅力発信担当、吉岡亜紀です。 さわやかな新緑の季節も過ぎ、いよいよ 田植えシーズンの到来です。     みなさん田植えってやったことありますか? 日々あたりまえのように食べているお米ですが 「家が農家」という人以外、田んぼに入って稲を植えたことがあるという人は 少数派ではないでしょうか。 わたしも今回が人生初の田植えでしたが 実際にやってみると、新しい発見がたくさんありました。 近くにあるのに、日常生活からは遠いところにあるような田んぼ。 今回はそんな謎の多い【田植え】のレポートです。 ちなみに今回は、四万十町の誇るブランド米である 仁井田米の田植えをお手伝いしました。@六反地  

苗、重い

まず苗をもらいに行きました。 自家製で苗から育てることもできますが、今回は営農支援センターというところがつくってくれた苗を購入しました。 水のたまった浅いプールのような囲みの中にある苗箱を 一つ一つ軽トラの荷台に詰んでいきます。 この苗が水を含んでいるので結構重いし、運ぶだけで服も結構汚れます。 田植えを甘くみてていた私にとってしょっぱなから重労働でした。 今回は4反ぶん、およそ60枚の苗箱を積み込みました。

田んぼの広さは「反」(タン)という単位で数えます。 1反=300坪=990㎡ 10反で一町(いっちょう)になります。

「しろかき」という田植えする前に田んぼの土を平らに整える作業もありますが 今回は植えるところからのお手伝いです。  

田植え機の運転に免許はいりません

  運んできた苗を、文明の力・田植え機に積みます。 今回デモ機をお借りしたので、新品のマシンが使えました。\ピカピカ!/ 田植え機を運転するのに、とくに免許や特別な資格はいらないようです。 ふだん車を運転する人なら操作も難しくないと思います。 その気になれば、みなさん明日からでも運転できますよ。\ワーイ!/  

きれいに植えるのは難しい

田んぼにデッドスペースができないように、間隔を揃えて均等に植えていきます。 まっすぐ運転するのが意外と難しいし 田植え機の走る場所を確保しながら植えていくので頭をつかいます。 とはいえ昔、機械がないころはみんな腰を曲げて植えていたことを考えると 今よりもっともっと大変な仕事だったんだろうと思います。

協力隊OB石井さんの、手植えのレポート記事がありました。 「田植えレポート!」 2015年6月15日

 

現代も手植えは必要

はしっこや角の部分は機械で植えられないので手で植えます。(隙間があるともったいないので) この田んぼの中に入る作業をふつうの長靴でやると、 土のドロドロに足を取られて非常に歩きづらかったです。 見かねたおばちゃんが足元を締め付けるゴムを貸してくれました。 おばちゃん「長靴はしょうのうがわるいきねぇ」 もはや素足で良いのでは?と思ったりもしたけど、道路脇の田んぼだと投げ込まれたゴミやガラス片でケガをする恐れがあるそうです。 あとヒルとかいるかも‥怖い なので田靴(たぐつ)と呼ばれる、しっかり足にフィットする専用靴がおすすめです。  

台風が怖い

植えたばかりで心もとない苗たち。 あんなドロドロの土に、ひ弱げな苗を差した(植えるというよりは差し込む感覚です) だけで本当に立派な稲になるのか正直不安です。笑 台風なんかきた日には、田んぼが気になってしょうがないと思います。 大荒れの天気のなか、危険を冒してまで様子を見に行ってしまう人の気持ちがやっと分かりました。 今後もし、カメムシなど害虫の大量発生があれば駆除の薬を撒くそうです。 そんなことが起きないことを祈りつつ田植えを終えました。  

農業体験のススメ

全国で田植えなどの農業体験ができるサイトをご紹介します。 ・TABICA この体験が、旅になる。足立区都市農園 遊んで!収穫して!食べる!〝農”を体験できるテーマパーク 四万十町にはクラインガルテンという滞在型の市民農園もあります。 ・クラインガルテン  

田植え体験は子どもの食育にもなりますね。 「子どもと田植え体験に行こう! 自然のなかで学ぶ魅力とは?」こども学びラボ

  管理されていない田んぼや畑が目立つ四万十町にも、気軽に参加できる体験型農園や、 交流行事として土地を活用していく動きがあれば良いですね。 以上、田植え体験レポートでした。 秋の収穫が待ち遠しい限りです^^

この記事を書いた隊員

国廣 亜紀
国廣 亜紀
兵庫県の大学を卒業後、大阪で約3年働く。その後上京しグラフィックデザインを学ぶ。2年ほど芸能事務所にてWeb担当として従事した後、今までの経験を活かして高知の魅力を発信したいという想いで協力隊になる。自然と人が豊かな四万十町より、この土地の色々な魅力をお伝えしていきます。
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