お米との関係性がグッと縮まった話

こんにちは。奥四万十地域を主体とした地域振興担当の立岡陸です。

    

朝晩はひんやりとし、薄く雲がかかった山々を眺めながらのんびり散歩をしていると、金木犀の香りがふわっと鼻を通ってきて、「あ、これ着任したての時も感じたなぁ。そうか。もうそんな時期かぁ。。。。あら、1年経った??」

あっという間という気持ちもありつつ、次の1年は果たして何が起こるかな〜なんてちょっと他人事の様に楽しみにしている10月です。

 

さて、四万十町に来なければ一生体験し得なかっただろう「初体験」をしてきましたので今日はそんな事を書きます。

 

なんとこの度立岡、稲刈りを経験した人間になりました。

「いや稲刈りかい!」まあそう言わずに。。

 

22年間育ってきた僕の地元付近には田んぼも見当たらず(あったのかな、、?)

「お米はスーパーで買うもの」で22年間生活してきましたし、「買ったは良いものの重たすぎでしょ、、」と僕とお米との関係性は非常に遠いものでした。

そんな自分が今回、田んぼに足を踏み入れ、実際にお米を刈って収穫するんです。ここでは当たり前のこと。でも実は凄いことです。

 

 

10月5日、担当集落でもある下津井地域にて、稲刈りをさせていただけることになりました。

広大な田んぼを前に「昔は手刈りしてたんだよな。。」と唖然としていると

「手刈りもやってみてもらうけど、今はコンバインという大きな機械に乗って刈るからそれ乗ってもらうよ〜覚えたら小学生でも乗れるんじゃないかな(^^)」

コンバイン。車のような、車じゃ無いような、、初めての機械の操作に困惑しますが、お手本を見せてもらった後、コンバインに乗って僕は亀のようにゆっっくり進みます。

これが楽しい。刈り残しが無いように稲に沿って走るも、近づきすぎると稲を倒してしまう。倒れた稲は手で立て直し、また刈らなければならない。

稲が倒れないように少し離れてみると、刈る範囲が小さくなり時間がかかる。

その絶妙な距離と稲が詰まらない速度、最初の入る角度、余裕を持って切り返すこと。その感覚を掴むようにじっくり手を動かすのが、楽しい。

 

昔も勉強だ、手刈りもやってみよう!と早速やってみました。

腰を下げ、稲を掴み鎌をサッと引く。お、案外サクッと刈れるんだな〜と続ける。一つ、一つ、一つ、、、

これが全然進まない。というより、あまりに広すぎる、そして多すぎます。。

途方もなく心が折れそうな作業に、昔の人のパワフルさ、大変でもやるその心意気を体感したような気持ちになりました。

↑ちょっとずつ進む稲刈りの様子

複数人で一斉に刈り出して、世間話でもしながらやってたのかな〜。

一人で黙々と作業して、物凄い集中力でやってたのかな〜。

走るだけで刈ってくれる便利な機械ができたなんて言ったら、目を丸くしてお驚くだろうな〜でもちょっと寂しいのかな。と変な妄想をしてみたり。

色んなものが詰まっている田んぼな気がしました。

 

収穫したお米はゴウンゴウンと大きな音を鳴らしている乾燥機に運び、乾燥させます。

11時〜17時前まで作業をし、これにて稲刈りは終了。

いつもは重たいだけだったお米も、今回は違った重みを感じた1日でした。ありがとうございました。

また来年もやりたい。次はもっと早く、綺麗に。

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第二回けんちゃんバンド速報

音楽で地域を盛り上げよう!と集まったけんちゃんバンド。9月に大正で開催されたわいわい広場にて、2度目となる出演を果たしました。

まさかスーツを着るなんて。しかもサングラスって。どこぞの何物だ?と思いながらもメンバーの皆さんビシっと決まってます。

↑次回はキーボード弾いたりするかも、、?

次はどこに現れるでしょうか、、またの速報もお楽しみに〜

 

 

 

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