四万十川の伝統漁法 火振り漁

みなさんこんにちは、四万十川では鮎を獲るための伝統漁法「火振り漁」が行われています。

 

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川幅いっぱいに何重にも網を張り、川船に灯りを点けて驚いて逃げる鮎を網に追い込んでいくのです。今は電燈を使っていますが、昔は松明を使っていたそうで、火を振るから火振り漁。四万十町で作られている栗焼酎「ダバダ火振り」の名前もここからきています。

 

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昔は鮎が掛かりすぎて、網から外していたら夜が明けてきた。とかいうちょっと信じられない話も聞いたことがありますが、明らかに今よりは鮎の数は多く、豊かで綺麗な川だったと地元の人は皆言います。

 

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火振り漁を見に行くと、くじ引きで網を入れる場所を決めてみんなで楽しく川に出て行きます。周りはほとんど何も見えない真っ暗闇で船を操る技術も必見です。そして見学する際は懐中電灯の灯りを川の方に向けないとか、漁の邪魔にならないよう注意を払うのはもちろんですが、灯りにはカゲロウなど大量の川虫が寄ってくるので覚悟してくださいね。

この記事を書いた隊員

石田朋久十和の活性化
2013年、偶々見つけた新聞広告がきっかけで大阪から高知に移住することになりました。
大阪に居た時から釣りが好きでしたが、やって来た四国は釣りのパラダイス!!
でも残念な事は、四万十川のすぐ近くに住んでいるのに自分は海釣りしかしないという事です。
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